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米国金利上昇の動向と暴落を予見する金利の見方

FRB(米連邦準備理事会)における利上げによって引き起こされた
米市場の株価暴落相場が続いていますが、
今後の金利引き上げはどのよう進んで行くのでしょうか。

  • 2018年は、今後利上げなし 0〜1回
  • 2019年は、3回
  • 2020年は、1回

という予定があるようです。
中国との貿易戦争や米国の景気状況を鑑みての動きとなりそうですが、
現状の景気動向は、ここ数年で極めて良好との見方があり、想定よりも早期の
利上げが実施される可能性もあります。

2018.10.22 追記)
状況によっては、12月にもう一回利上げがある可能性があるとのこと。
FOMC:最新経済予測で12月利上げの見通し強まるかが注目点に - Bloomberg

金利上昇により巨額のドル建て債務を抱えているアルゼンチンなどの
新興国経済動向も気になります。

金利上昇は、企業だけでなく、国レベルでも影響を与えることになります。

フェデラルファンド(FF)先物の動向は概ね政策金利の一致するようですが、
一度の利上げによる影響の大きさからこの利上げをみると2019年の相場が荒れることは間違いない気がします。。

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画像引用

現状の米国債のチャートを貼っておきます。

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アメリカ 2年 | アメリカ 2年 債券利回り - Investing.com

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アメリカ 10年 | アメリカ 10年 債券利回り - Investing.com

国債10年と2年の金利が逆転する逆イールドにも注意していく必要があります。
本来10年国債の方が償還までの期間が長いため、金利が高くなりますが、それが
逆転する状態を指します。

長短金利差チャート

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逆転までもう少しw
灰色の帯の箇所がリセッションが起こった期間になります。。

10-Year Treasury Constant Maturity Minus 2-Year Treasury Constant Maturity | FRED | St. Louis Fed

また、イールド・カーブがフラット化すると、市場悪化を懸念が強まります。

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米国債利回りの「逆イールド」って何?為替・ドル円相場に影響するのか解説します FX投資家・メイの逆張り相場ブログ

イールド・カーブは、左から順に短期→長期の順で金利が並べられており、 この差がなくなるとフラット化となります。

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https://jp.investing.com/rates-bonds/usa-government-bonds