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大事だけど軽視しがちなお金の知識に関して、有益な情報を提供していきます

米国株取引する際の余剰資金は、外貨建てMMFで管理する

外貨建てMMFとは?

外貨建て(メインはドル)で運用される投資信託
投資先は、高格付けの短期金融商品(公社債が中心)

外貨建てMMFのメリット、デメリット

外貨建てMMFにおけるメリットは以下です。

  • 売却時の為替差益も申告分離課税対象で、雑所得と扱われず給与所得などの総合課税対象となりません
  • 分離管理のため、証券会社倒産時でも保護されます

課税面と、資産保全面で外貨保有においてメリットがあります。
外貨預金のように雑所得扱いされると、年収増加とみなされ、社会保険料額に影響が出てきたりします。

外貨預金との比較で、メリットをさらに確認してみます。

比較項目 米ドル建てMMF 米ドル預金(外貨預金)
資産保護 分離管理のため、証券会社倒産時でも保護される 預金保険の対象外。保護されない
売却 株や投信との損益通算が可能 雑所得からの控除は可能。他の資産との損益通算はできない
為替差益への課税 為替差益も申告分離課税(20.315%)の対象 為替差益は雑所得となり、確定申告による総合課税の対象
利回り 米ドル建ての場合1.7〜2%程度の利子所得。毎月の分配金と自動再投資で複利効果あり 日々利率は変動。適用利率で運用
運用時の費用 管理報酬がかかる。投信価額から引かれる 費用かからない
解約/払い出し いつでも解約可能 いつでも払い出し可能
元本保証 なし あり。為替変動によるリスクはあり

外貨建MMFは、安定的な運用かつ、好利回りが魅力的でもあります。
売買手数料もないため、比較的現金のような感覚で、解約ができます。

ETFや個別株の配当金などを一時的に外貨建てMMFに投資しておき、 ドルが必要になったら、解約して投資資金に充てるいった使い方が一般的なようですね。