人気の仮想通貨の概要をつかむ(BTC,XRP,LTC,ETH,BCH,NEM)
昨年は、仮想通貨元年と言われるほど、大盛り上がりでした。
ビットコインに限らず、他の仮想通貨も軒並み、何倍もの値上がりを記録しました。
数万はお試しで、ビットコインに投資していたのですが、もう少し投資してみたくなったので、
ざっくり概要を調査し、まとめてみました。
2018/01/02時点
取引所
以下の上位3社は大企業から出資を受けていて、安心・安全な仮想通過取引所。
GMOコインと、BITPOINTは、上場企業または、その関連会社が運営しているため、信頼性が高め。
取引所 | 説明 |
---|---|
bitflyer(ビットフライヤー) | 取引量、ユーザー数、資本金3年連続No1、トレードツール多機能で使いやすい |
Coincheck(コインチェック) | 仮想通貨取扱数が一番多い。「イーサリアム(EHT)」「リップル(XRP)」「ネム(XEM)」「ライトコイン(LTC)など12種類 |
Zaif(ザイフ) | XEM(ネム)を始めて取り扱った取引所。日本発の仮想通貨であるモナーコイン(MONA)なども扱う。 |
GMOコイン | 入出金手数料が無料!東証一部上場GMOインターネットが運営する取引所 |
BITPOINT(ビットポイント) | 自動売買可能、入出金、売買手数料無料、東証二部リミックスポイントの子会社が運営している |
国別取引量を調べるサイト
価格推移・時価総額を調べるサイト
Coincap
Coingecko
coinmarketcap
投資検討
時価総額が大きい、人気の高い仮想通貨に関して、投資検討のための材料を記載してみます。
1. BTC(ビットコイン)
全ての仮想通貨の軸になっている通貨。
基本情報
最大発行量:2,100万枚 発行完了予定は、2140年
技術:ブロックチェーンを使用。ブロックの生成間隔を平均10分。
価格:年初10万円前後だったのが、220万まで高騰
補足情報
所有、売買:日本人が50%。以前は中国、今は規制されてしまっている。
発行:世界の60%のビットコイン承認、採掘権が中国にあり。採掘には電力がかかるが、中国は安いため。
使用:海外旅行者の決済方法としての需要が高まっている。日本でも1000店舗以上で使用可能。ビックカメラ、マルイでも使える。
問題点:取引量が増えると送受信にかかる時間が長くなる。時間短縮するために多くの手数料が必要になったりする。手数料を多く稼ぎたい中国がビットコインの主導権を握っているため、なかなか解決しない。
2017年末から、アメリカ大手CMEグループの先物取引開始
2. XRP(リップル)
基本情報
最大発行量:1000億XRP
送金スピード:1000件/s ※ビットコインは6件/s
目的:ブリッジ通貨。資産移動コスト(ドル → 円など)を60%低減させる
技術:ブロックチェーン用いず、分散化台帳を使用。
電力のかかるPoWでない、次世代のPoCを用いた仕組み
補足情報
運営:リップル社。自社保有550億XRP
出資:google
金融機関利用:日本メガバンク、ゆうちょ、世界の主要銀行がリップルネットワークを利用すると発表
その他:SBIグループが100億XRPを保有。XRPの価値を上げる取り組みをしていくと発表
実運用:使用はまだ先、実現すれば送金コスト30%減らせる。
銀行保有は考えずらいため、使われない可能性あり、仮想通貨の国際会計ルールが整っていない。
ハードルが高いため、5年〜10年スパンの長期保有を前提としたい。
3. ライトコイン(LTC)
基本情報
最大発行量:8,400万枚 ※ビットコインは2,100万
目的:ビットコインよりも取引承認時間を早めるために制作
技術:ブロックチェーンを使用。ブロックの生成間隔を平均2.5分。ビットコインの4倍早い。
価格:500〜1000円前後だったのが、2017年4月のSegSegwitアクティベートをキッカケに4万まで高騰
補足情報
ビットコインの避難先通貨との位置づけだったが、
2018年8月1日にビットコインから分裂したビットコインキャッシュがそのポジションとなりつつある。
理由としては、ビットコインキャッシュは1ブロック当りの容量をビットコインの8倍の8MBに増やし、ハードフォークなしで
32MBまで拡張可能としているかつ、トランザクション増大時でも手数料を1円以下に保てる。
(ライトコインの手数料は、30円前後まで高騰する可能性あり)
ビットコインキャッシュは、ビットコインネームブランドを踏襲していて、
政治力、マーケテイング力も大きい。
4. イーサリアム(ETH)
基本情報
最大発行量:上限なし
目的:決済目的でなく、スマートコントラクトを実現する(複数契約(決済を含む)を一括で行うようなもの?)
例えば、家を買う際のローンや固定資産税、諸経費の決済などをイーサリアムで払えば、契約などもまとめて執行可能。
技術:ブロックチェーンを使用。ブロックの生成間隔をおよそ15秒~17秒。ビットコインは10分。
価格:2017年に1300円、そこから96000円(2018/01/02時点)ほどまで上昇。約70倍。
補足情報
イーサリアムアライアンス:企業利用を可能にするレベルまで情報交換・開発を進めると賛同した結成した連盟。
Microsoft、intel、JpMorganなども名を連ねる。
利用:決済サービスをピンポイントジャパンが小売店に売り込み開始。
5. ビットコインキャッシュ(BCH)
基本情報
最大発行量:2,100万
目的:スケーラビリティ問題(容量の不足)を解決すること。
技術:ブロックチェーンを使用。1ブロック当りの容量をビットコインの8倍の8MBに増やし、ハードフォークなしで32MBまで拡張可能としているかつ、トランザクション増大時でも手数料を1円以下に保てる。
価格:2017年8月に誕生。一時42万まで暴騰するが、中国取引所のダウンの影響もあり、現在28万まで下げている。
補足情報
基軸通貨:中国の仮想通貨取引所のOKEXと英国CoinEXがビットコインキャッシュ基軸のマーケットを開始。
基軸通貨は需要が高まるため、好材料。ビットコイン、イーサリアムが例。
決済:ビットコイン決済ができる米BitPay(ビットペイ)がビットコインキャッシュでの決済を取り入れ開始。
マイニング:マイニングの収益性がビットコインをビットコインキャッシュが上回る場面あり。収益が高い通貨での
マイニングが盛んになり、ビットコインの送金詰まりが悪化する懸念あり?
6. ネム(NEM)
ブロックチェーン・ネム(NEM)のプロトコルを使用して動いている仮想通貨。
基本情報
最大発行量:89億枚 今後の新規発行なし ※ビットコインは2,100万
特徴:マイニングでなく、ハーベスティング(収穫)によって獲得。
目的:スピードや安全性、コストダウンを目指し開発
技術:mijinというブロックチェーンを使用。一般開放されている。(マネーフォワード、NEC、NRIも導入)
価格:0.3円だったのが、2017年12月に113円まで高騰 2017年の成長率は約190倍、ビットコインは約16倍。
補足情報
Catapult(カタパルト):Catapul(大型のアップデート)によって、情報処理速度が格段に向上することで汎用性が高まり、
価格向上に繋がる期待がされている。
取引所:coincheckとzaifで取引が可能だが板で指値注文できるのはZaifのみ(手数料も安い0%〜0.1%)なので、NEMへの投資の際は、Zaifに口座を持った方がよい。