勝ちトレーダーになるために直しておきたい病気(悪い習慣)
多くのトレーダーが陥りやすい落とし穴があります。
これを知り、自分のトレード活かしていくことは非常に有用です。
知らず知らずのうちにかかっている病気はないか、確認して行きましょう。
1. 損をしたくない病
病気にかかっているAさんと勝ちトレーダーのBさんの例でみてみます。
Aさんはコツコツ10万、20万と利益を確定してきて、累計50万の利益。しかし、残っている株はまだ上昇せず、 含み損は100万。実質的には50万の損。
Bさんは10万、20万と早めに損切りをしてきて、累計50万の損。しかし、残っている株は大きなトレンドにのった 株で含み益は100万。実質的には50万の利益。
マーケットにはAさんタイプのトレーダーで溢れており、日本人は特にこの傾向が強いようです。
決済した損益が本物で、計算上の損益はトレードの過程だから、参考値に過ぎないと思っているようです。
上記を過ちであると気づいていても、実際に損切りできないトレーダーは非常に多いそうです。
2. 使った費用を諦められない病
1.損をしたくない病と同様に損切りできないという点で共通しているパターンです。
買った株が1000万の含み損がでている。そんな株でも持ち続けているトレーダー。
100万、200万と損が膨らんでも、もうどうでもいい。買った株のV字回復に人生をかける!!
早めに損切りして、他の利益を得られる会社に投資すれば、損を取り返していけるのですが、
ここまで損が膨らむと諦めきれない心理になりますよねぇ。。
でも、いつかは決断しないとお先真っ暗状態です。
3. 結果にこだわりすぎ病
勝率ばかりにこだわり、トータルの損失はマイナスとなっているトレーダー
負けたくないという気持ちは損切りを遅らせ、V字回復を夢見る。
結局は小さな利益と大きな損失という結果だけが残り結果的に負けてしまう。
似たような病気で「たまたまにこだわる病」もあります。
たまたま、週末に価格が上昇するという場面が2回、3回続くと起こる確率が低い
事象でもこちらが正解でないかと信じてトレードをしてしまう病気です。
自分のトレードルールの期待値が高ければ、このような一時的に偏った結果に惑わされることなく、ルールを守るべきです。
4. 値ごろ病
「トヨタは下げても××円まで」、「こんな価格では採算割れだから、これ以上下がるはずがない」 この手の話が「値ごろ病」の典型例です。
実際は採算割れでも下がるときはとことん下がるのが相場。
初心者から、中級者となったトレーダーに多く見られる病気です。
中級者は身を持って、値ごろを根拠にトレードを行って利益を得ている経験があるからです。
ただ、これが時として大きな損失を生み出す結果になります。
大多数の一流になれないトレーダーは現在と過去と比較して「価格が高い」あるいは「価格が安い」 と決めたがる傾向があります。
現在の価格は全ての状況(ファンダメンタルズ、人気、トレンド)を織り込んで決まっています。 過去と比較して、高い・安いと論じるのはナンセンスなのです。
基本的には値段の上がり下がりは5分5分。
これからの価格の動きの様子を見ることが重要。移動平均線、新高値、新安値など
エッジを用いた価格の動きで判断する必要があります。
5. バンドワゴン病 (情報、流行に誘導される病)
バンドワゴンとは、パレードの先頭を進む楽隊が乗った車のこと。
楽隊が奏でる演奏に踊らされるように情報、流行に誘導されることをバンドワゴン効果と呼びます。
ニュースやテレビなどの報道を売買の動機付けにしている人は、買えた時はすでに
高値づかみとなってしまっている。
ファンダメンタルズはテクニカル分析で買った銘柄の確認に使うようにしなければ、負けトレードを
重ねることになってしまう。
参考にした書籍
もっと詳しく知りたい方は下記を読んでみてください。
トレーダーズバイブル