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株式投資における買うタイミングの探し方

前回はリスク管理について学びました。
大きな失敗をせずに最大のリターンを得るためのリスク管理 - お金の勉強、健康の勉強で豊かな人生を送る

これで、トレードで勝っているかを認識し、資金管理、リスク管理で破産しないためのスキルまでを学ぶことができました。

次は、みんな大好きな買いを入れるポイントの探し方について学んで行きます。

1. 買いが優位なタイミング(エッジ)を探す

通常は、価格が上がるか、下がるかは5分5分です。
しかし、買いが有利になる局面が訪れる時があります。
自分のトレードエッジ(期待値)をプラスにするには、こういった局面を探して、トレードをすべきです。
初心者はどんなタイミングでも売買を行い、負けを積み重ねてしまう傾向にあります。

2. 主なトレードエッジ

買いのポイントとなる押さえておきたい基本的なエッジを学んで行きます。

2.1 移動平均線のエッジ

超有名なエッジなので、サラッと。

  • ゴールデンクロス
    • 価格が移動平均線を下から上にクロスすること = 買いシグナル 上昇トレンド発生の転換点。
  • デットクロス
    • 価格が移動平均線を上から下にクロスすること = 売りシグナル 下降トレンド発生の転換点。

移動平均線の計算式(20日移動平均線の場合)

20日移動平均線 = 過去20日間の終値の合計 ÷ 20

本日を含む過去20日間の平均的な買値を表す。これよりも価格が下にある場合は、
過去20日間にエントリーしたトレーダーは平均的に損しているということになる。

移動平均線の本質は、過去〜日の平均的な買値と比較して、どのくらい損しているか 得しているかということを分析するものです。

ゴールデンクロスは、移動平均線を下から上にクロスした瞬間に過去20日間に買いエントリーしていた トレーダーは損から得に切り替わる。転換期となるため、買いシグナルとなる。

2.2 新高値・新安値更新のエッジ

新高値とは、相場が上昇して、過去の高値を更新した値段のことを言う。

参考になるリンクがありました。以下に載せておきます。
大化けする成長株を見つけだす「新高値」とは?

なぜ、新高値がエッジなのかというと、過去の高値は利益確定ポイントとなっているからです。
過去、高値をつけた後、下がり売り損ねてしまった。今度、高値を更新したら、絶対売りたいという人が無数にいます。
よって、高値を更新してもそこに逆指値注文などで、売りをかけている人がいるため、なかなか高値を更新しません。

しかし、売り圧力がかかったその高値を更新したということは強い上昇トレンドが発生したということになります。
強い上昇トレンドは売り圧力を全て消化しきって、頭を押さえる売りがなくなるため、スルスルと高値を更新していきます。
これが、新高値をつけた時点で買いにエッジが出来る理由です。

2.3 抵抗線支持線エッジ

抵抗線支持線に変わった場合は、エッジとなる。

抵抗線とは、100円(例)をどうしても超えさせないという売りの大量逆指値注文です。 100円を挟んで売買の攻防が繰り広げられます。
それが一旦、破られると今度はそれが支持線となり、売られても買いが入り、100円より下がらない ようになります。 抵抗線支持線となることをS波動と呼ぶ。

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点線部分が、抵抗線かつ支持線

支持線となる値

節目となる価格。新高値・新安値、上昇幅の半値押しライン、下降幅の半値戻しラインなど。

2.4 移動平均線大循環のエッジ

3本の移動平均線を用いたエッジ局面の見分け方です。
これが、トレーダーズバイブルの本で一番オススメのエッジだそうです。

3本の移動平均線とは、短期線・中期線・長期線です。
パラメーターはトレーダーによって異なりますが、5日・20日・40日を一つの目安にします。

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下記より引用
移動平均線大循環分析の極意|小次郎講師直伝「チャートの極意」|お客様の資産運用を全力でサポート―株式会社インベスト/金融商品仲介業者 関東財務局長(金仲)255号

  • 買いエッジ
    • 短期線、中期線、長期線が上向きでかつ、上から短期線、中期線、長期線の順に並んでいる状態。線の間隔が開くほど強い上昇エッジ
  • 売りエッジ
    • 短期線、中期線、長期線が下向きでかつ、下から短期線、中期線、長期線の順に並んでいる状態。線の間隔が開くほど強い下降エッジ

参考書籍

トレーダーズバイブル