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相場の流れをつかむための指標(信用評価損益率)を押さえる

1. 信用評価損益率

引用
信用評価損益率とは、信用取引を行っている投資家がどれくらい含み損益を抱えているかをパーセンテージで表した指標です。 一般的に、個人投資家は評価益が出るとすぐに利益確定を行う傾向が強いため、通常、信用残高は含み損を抱えている状況になります。そのため、信用評価損益率はマイナスの値を示すことが多く、概ね0%〜-20%で推移します

1.2 指標の基準

信用評価損益率 状況 具体事例
-15% 〜 -20% 個人の投げ売りが落ち着く。底打ちの可能性が高まる 2008年10月24日(リーマン後)-39.65%
-10% 〜 -15% 個人の投げ売りが始まる 2013年6月7日(5月23日大幅下落の翌々週)-15.65%
-5% 〜 0% 相場全体が一旦、天井圏と見なされる 2007年6月22日(リーマン前の日経平均最高値) -4.75%
〜 5% 過熱相場、滅多にみられない 2013年5月10日(アベノミクス最高潮) +4.06%

2008年10月24日における-39.65%は信用評価損益率は一般的に-15% 〜 -20%で底入れすると言われているので、 相当下げがきつく、損失を抱えている投資家が多かったことがわかります。

1.3 指標の確認方法

信用評価損益率(松井証券)
信用評価損益率(アセットアライブ)
信用評価損益率(Traders web)

評価損益率の値を見ます。※ 松井証券は、信用残速報の欄、一覧で見る場合、「信用取引残高および評価損益率の過去データ(Excel)」をダウンロードして参照します。

損益率は、松井証券の一覧のみが営業日毎の算出していて、速報性があります。