大負けしないためのトレードルールに必要な項目
トレードルールが投資の利益に直結すると言われていますが、最初はトレードルールは何を設定していいか検討がつかない。
難しく考えてしまい、初心者の人は、結局ルールなしで投資している人が大半なのだそう。
安定した結果を出すためには、何事もルールが必要です。参考ルールを以下に示します。
途中で出てくる用語に関しては下記を参照している前提で記載しています。
- 取引する銘柄・取引する足の条件
- 投資用資金と年間利益目標
- 1回あたりの取引量
- 最大取引量
- エントリールール
- 損切りルール
- トレーリングストップルール
- 利益確定ルール
- ポジション追加ルール
- その他のルール
- 「トレードルールの変更」のためのルール
- 参考にした本
取引する銘柄・取引する足の条件
ルール例)
- 流動性がある。
- 損益通算できる市場&銘柄
トレードするマーケットはできるだけ多いほうがよい。
上記は、マーケットの選定ルールとなります。
投資用資金と年間利益目標
ルール例)
- 総資産の3割を投資用資金とする
- 投資用資金の15%の利益を上げる
投資用資金は固定化し、途中で増やしたり、減らしたりしてはいけない。
年間を通しての利益を検証しずらくなるため。
達成できるかは別として、目標を意識してトレードすることが重要。
トレードルールを更新し続け、勝ち続けられるトレーダーを目指す。
1回あたりの取引量
リスク管理をすることで負けないトレーダーとなる。
一度は利益を上げても破産してしまうトレーダーはリスク管理ができていない。
ユニットを用いた管理はリスク管理を簡略化することができる。
最大取引量
ルール例)
- 同一銘柄では最大4ユニットまで
- 相関関係が高くならないことを意識した上での、3銘柄で最大12ユニットまで
エントリールール
ルール例)
- EMAを用いた移動平均における売買サイン
損切りルール
ルール例)
- ATRの2倍〜3倍の逆方向で逆指値注文を出しておく
2倍では小さいというトレーダーが多いそう。
2倍未満では小さすぎるケースが多い。
ルールどおりに損切りが出来るようになるとようやくトレーダーとしてのスタートラインにたてる。
トレーリングストップルール
ルール例)
価格上昇時にロスカットラインを上げるためのルール。
利益が出た後に結局利益を取り逃がしてしまうことを防ぐためのルール。
逆指値注文を逐一変更する方法ってどうするんだろう。自動で変更できないと辛そう。
利益確定ルール
ルール例)
エントリールールによって、ルールは大きく変わってくる。
ポジション追加ルール
ルール例)
- 価格が2分の1N上昇するたびに1ユニット追加
- 最大4ユニットまで(つまり追加で3回まで)
上記は単純化したルールになっているので、独自に工夫してルール設定する必要がある。
その他のルール
- トレード時間
- 利益を投資用資金に振り替えるかどうか
- 月間に一定額以上の損失を出したらトレードをやめるかどうか
- 月間に一定額以上のりえきを出したらトレードをやめるかどうか
- 仕事の繁忙、健康上の不安、精神不安なときにトレードをやめるかどうか
その他、細かいルール設定が出てくると思います。基本ルールを抑えた上で、外堀のルールも決めておくと
冷静な判断ができると思います。投資はテクニックも大事ですが、メンタルが8割と言われている。
欲望や恐怖心に駆られて冷静な判断ができなくなるので、ルールを決めておき、
忠実にルールどおりに遂行していくことで大負けを減らしていきたい。
「トレードルールの変更」のためのルール
- 一旦、決めたトレードルールは半年は変更せずに、検証する
- ルールの穴を見つけたり、素晴らしいルールを見つけた場合はこの限りでない
- トレードルールの変更時は、現在トレード中のポジションをすべて手仕舞いしてからルール変更する
- トレードルールの変更時は、ポジションなしの状態で行う。トレード中はどれほど優秀な人でも欲望や恐怖心を捨てきれないため
参考にした本
トレーダーズバイブル